AI(人工知能)に代表されるテクノロジーの進化やグローバリゼーション,そして自然災害や疫病等,私たちの社会は大きな変化のときを迎えています。そのような時代に,文学は無力なのでしょうか。
そんなことはない,と考える若い人たちがいます。言葉の力で困難と立ち向かい,未来を切り拓こうとする若い才能はいまも存在しています。
本学が位置する金沢は,そんな若い才能を生み育ててきた街です。徳田秋声,泉鏡花,室生犀星をはじめ,多くの作家たちがこの街で育ち,この街から巣立って行きました。そして,磨き抜かれた言葉の力で,文学を創造していったのです。
金沢大学は超然文学賞において,全国の高校生等による作品を評価し,『受賞作品集』を出版してその作品を世に送り出しています。さらに言葉の力で未来を切り拓く才能を本学から輩出するため,入賞者には,超然特別入試(超然文学選抜)への出願資格を付与し,さらなる研鑽の機会を用意しました。
(金沢大学第5回超然文学賞募集要項 趣旨―超然文学賞がめざすもの―より抜粋)
「君の言葉が未来を拓く。」 金沢大学は、過去4回の超然文学賞において、全国の高校生による作品を評価し、『受賞作品集』を出版して優れた作品を世に送り出してきました。 作品集は第5回の受賞作品集となります。 言葉について卓越した才能を持ち、将来、「言葉の力」「文学の力」を用いて多様な分野で活躍することを強く望んでいる高校生の不断の努力と才能を褒め称え、その志を勇気づける。 金沢大学は、文学の未来を切り拓く優れた能力と高い志をもつ高校生をこれからも応援し続けます。